やまかん日記

小学校

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新教育課程対応 エンカウンターで学級活動12か月 小学校中高学年版が5刷になりました。もうすでに3年目のに少しずつ増えていて,心から感謝いたします。
BEST300 重版出来 好評5刷著者インタビュー
1年間の学級活動で、すぐに使えるエクササイズが満載!
特別活動の目標に新たに明記された「人間関係を築く態度の育成」。この目標の達成にエンカウンターは効果的な活動です。本書は高学年の学級活動ですぐ使えるエクササイズを12か月分収録し、明日の授業にすぐ役立つよう編集しました。
ジャンル:特別活動
刊行:2010年2月1日 5刷
対象:小学校
仕様:B5判 112頁
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-881621-9
はじめに
 先頃,文部科学省から発表された「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると,小学校に限らず,「小・中・高等学校における,暴力行為の発生件数は平成20年度で,約6万件と3年連続で増加しており,小・中学校においては,過去最高の件数に上る」との報告であった。

 暴力行為の状況としては,小・中学校で4桁の勢いで発生しており,「器物損壊」,「生徒間暴力」,「対教師暴力」,「対人暴力」の順に多いという。

 私は,約30年前の校内暴力を知っている年代なので,あの頃の再来かとハラハラしながら報告を読むと,陰湿ないじめ事件が絡むような集団での暴力行為というよりは,個人ごとの暴力行為が多いようである。なぜそのようなことになってしまうのか疑問であるが,マスコミの分析を読むと,耐性の欠如や自分の気持ちをうまく相手に伝えられない不安や,自分を認めてもらえない不満などが,根底にあるのではないかと感じる。

 では,その子どもたちだけが特定の課題や問題で事件や事故を起こしているのだろうか。詳細は不明だが,どうやら不安や不満をうまく解消したり,他の人とのコミュニケーションの不足を補ったりできないようである。

 それらの課題を解決するには,何の授業で行うことが効果的なのだろうか。心の問題なら道徳だろうか。将来に対する不安を解消するなら特別活動だろうか。学校現場で悩み,苦しむ,そのような子どもたちの実態に即応できる授業が,すぐにでも展開できるものがなかった。生徒指導や教育相談関係の資料等では様々提示されてきたが,学習指導要領に位置づけられては来ていなかったのだ。

 われわれ教師にとって,授業を進めるために必ず必要になる「学習指導要領」の中に無かったために,「やりたいけどやれない」「何の授業でやるつもりかと指導された」と,嘆く声を聴いたこともあったほどだ。

 しかし,今回の学習指導要領の改訂で,道徳や学級活動で,エンカウンターやソーシャルスキル等のカウンセリングの手法や技法を取り入れて実施することが可能であると明文化されることになったである。

 本双書『新教育課程対応 エンカウンターで学級活動12か月 小学校低学年・中学年・高学年』はそうした状況の変化に対応するために刊行したものである。特別活動を愛し,実践してこられた全国の先生方の取り組みにお役に立てば幸いである。